■Q.1 なぜ歯の色は変わるの
A.原因は3つあります。

(1)外因性着色(歯の表面の着色)
たばこや食べ物の色素が歯の表面に沈着して着色するもの。着色しやすい食品としては、カレー、コーヒー、赤ワイン、しょう油、コーラ、お茶、紅茶などが挙げられます。

(2)加齢、遺伝
年を重ねるごとに歯は着色してゆきます。また、生まれつき歯の色が黄色い方もおられます。こういう着色の方はホワイトニングの効果がよく現れます。

(3)薬剤など、歯の内部に原因
1970年代にテトラサイクリンという抗生物質がよく使われていましたが、これを母親の妊 娠中や幼少期に服用していた場合、歯が茶色やグレーになったり、縞模様ができたりしま す。また、歯の外傷など、さまざまな理由によって歯の神経が死んでしまった結果、変色する場合もあります。
■Q.2 体に悪影響はないの?
 
薬剤そのものの安全性は、アメリカでも確認されています。
ただ、薬剤を多く飲み込んでしまった場合、濃度の濃い薬剤の場合は、胸焼けのような症状が出る場合があります。
■Q.3 歯に悪影響はないの
A.歯への不可逆的な悪影響はありませんが、薬剤の刺激により歯がしみたり、ヒリヒリといった知覚過敏が出る場合があります。ほとんどが一過性のものですぐに治ります。

もしどうしても痛むようでしたら、薬剤の濃度を下げるか、ホワイトニングを休みながら行うことで対処できます。

ホワイトニングの基剤である過酸化尿素は、米国食品医薬品局(FDA)でも成分の安全性を保証しており、ホワイトニング剤自体は、ADA(米国歯科医師会)がその安全性を認めております。
■Q.4 歯ぐきを痛めたりしないの?
A.ホームホワイトニング用の薬剤が歯ぐきに接触しても問題はありません。
Q.5 ホワイトニングの成分は?
A.ホームホワイトニングの成分はほとんどが過酸化尿素です、その他には歯面に滞留させるために増粘剤も含まれています。
Q.6 なぜ白くなるの?
A.ホワイトニング剤に含まれるや過酸化尿素は、光や温度などの触媒の刺激により酸素と水に分解されます。この時、フリーラジカルを発生します。

フリーラジカルは非常に不安定で、歯の着色物質を選びそれと結びついて安定します。そのとき着色物質は分解されます。
■Q.7 ホワイトニングでどこまで白くなるの?
A.元々のご自身の歯の色にもよりますが、ホームホワイトニングの場合、実施時間、方法にばらつきはありますが、4週間行えば周りの方が見ても白くなったと言われるようになります。
■Q.8 ホワイトニングができない歯、むかない歯はあるの?
A.次のようなケースはホワイトニングにむきません。セラミッククラウンやラミネートベニア法の適用になります。

●エナメル質に亀裂が入っている場合

●重篤な変色歯
※継続すれば少しは白くなりますが、あまりおすすめできません。

●人工物でかぶせたり、詰めたりしている歯
※人工物は、表面の着色をクリーニングでとるか、作り替えるしかありません。

●歯の神経が死んでいる歯

■Q.9 白くなるまでの期間は?
A.平均、ホームホワイトニングの場合は4週間くらいです。ただし、変色の重篤度により異なり、ホームホワイトニングを数ヶ月行うこともあります。
■Q.10 どのくらいの期間、白さを維持できるの?
A.ホワイトニング終了後、何もしなければ少しずつ後戻りし、2~3年で元に戻ってしまいます。

ナメル質の表面は常に脱灰といってリンとカルシウムが溶け出したり、再石灰化といってリンやカルシウムが再生したりするのを繰り返しています。これらの作用により、エナメル質は次第に着色していきます。

また、カレー、赤ワインなどの食品や、たばこのヤニなども再び経年的に再着色していきます。
■Q.11 白さを維持するコツは?
A.たばこ、コーヒー、カレー、ワインなどの着色性の強い食品はできるだけ避けることです。そして3~4ヶ月に一度、定期的な歯のクリーニングを受けられることです。

可能であれば半年に一度くらいは追加のホワイトニング(タッチアップ)を受けられれば、白さは持続されやすいです。
■Q.11 市販の歯磨き粉で歯は白くならないの?
A.日本で市販されている歯磨き粉にはホワイトニングの薬剤は含まれておりません(アメリカではドラッグストアで市販されています)。

日本で市販されているものは、主に研磨剤が入っていて歯をすり減らすことによって白くさせるものです。一時的には白くなりますが、かえって着色しやすくなったり、歯を傷めるのでおすすめはできません。


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